しめしめ
- カテゴリー: 今野書店
こんにちは、今野書店です。
新しい元号が令和に決まりましたね。
西荻のみなさんはどう思われましたか?私は「へ〜〜〜、めっちゃかわいいやん」と思いました。
ら行が元号になったのは715年の「霊亀(れいき)」以来らしく、どうして亀かというと「珍しい亀が見つかって天皇に献上されたから」だそうです。またひとつ、人間かわいいのエピソード知れてよかったです。
新元号、渋谷の女子高生が選んだ「嵐」と「タピオカ」も結構好きだったですが。

ヘルマン・ヘッセの「春の嵐」が文庫棚で平積み中です。
お話のさわりは冒頭の、
「自分の一生を外部から回顧してみると、特に幸福には見えない。しかし、迷いは多かったけれど、不幸だったとは、なおさらいえない。あまりに幸不幸をとやかく言うのは、結局まったく愚かしいことである。なぜなら、私の一生の最も不幸だったときでも、それを捨ててしまうことは、すべての楽しかったときを捨てるよりも、つらく思われるのだから。避けがたい運命を自覚をもって甘受し、よいことも悪いことも十分味わいつくし、外的な運命とともに、偶然ならぬ内的な本来の運命を獲得することこそ、人間生活の肝要事だとすれば、私の一生は貧しくも悪くもなかった」
という回想に如才なく込められています。(と思っています)
皆が皆、そういう気持ちでいれたらいいですね。
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