太陽の塔
森見登美彦

新潮社
税込 420円


日本ファンタジーノベル大賞受賞作にして、デビュー作。
また、面白い人が出てきたものです。

夢とか、恋とか愛とか、幸せってなんだ。
人から与えられるものなのか。そこに自分自身で選んだものはあるのか。
どうして皆そんなに浮かれているのか。本当に価値や意味を判っているのか。
「恋したごときで何を威張るか。恋するものはそんなに偉いか。」

だけど、ふとこんなつぶやきももれる。
「もうそろそろ、幸せになりてえ」
純粋さ故に屈折しているのか、単に異常にシャイなのか。
そんな感じの登場人物たちが繰り広げる、再生の物語。
失恋した経験のある人にも、これからその予定の人にも、とりあえずそんな予定のない人にも。
オススメです。