おおきく振りかぶって 1〜8
ひぐちアサ

講談社
税込 各540円


夏です!夏といったら高校野球でしょう。
私は野球そのものには余り興味はないのですが、なぜか昔から高校野球だけは欠かさず見ていました。
そこでオススメしたいのがこの作品。
野球というスポーツの緻密さ、戦略性の高さ、面白さを、素人にも判りやすく伝えているという点でも高評価なのですが、それだけでは少年漫画(?)はつまらない!
登場するキャラがとにかく多彩。天才肌あり、お調子者あり、努力家あり、職人気質あり、腹黒あり…。
中でも主人公は並外れたコントロールを持ちながら、暗い思い出に縛られていつも弱気、いつも挙動不審。監督でなくともケツバットの一発や二発は…失礼しました。
性格も個性もバラバラな彼らの最大の共通点は、野球が大好きだということ。
一つのことに夢中になって、駆け抜けていく時間。
現役の学生さんには同級生みたいな親近感が、もう卒業してしまった大人たちには只ならぬ懐かしさがきっと胸に過ぎるはず。

同じ作者の、『家族のそれから』、『ヤサシイワタシ』(1、2巻完結)も、苦すぎる名作です。