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いのちの食べかた
森達也
理論社
税込 1050円
2007年を表す漢字一文字に選ばれたのは「偽」。今年は食品偽装に始まり食品偽装に終わろうとしています。
多くの企業が過ちを犯した訳ですが、利益の行き過ぎた追求ということだけではなく、背景はもっと複雑なのではないでしょうか。
私たちは、生きるために何かを食べなければなりません。
何かとは、もちろんほかの生き物たちです。その、命です。
食べることだけではありません。私たちが単に生活を送るだけでも、ほかの生き物たちの命を何らかの形で奪いながら生きているのです。
本書の作者は繰り返し繰り返し、当たり前だと思われていることについて、無自覚に、無感覚に、何も考えずに受け入れてはいけないと云い続けます。それは思考停止であり、思考が麻痺していることなのだと。
読者を中学生からに設定されたこの本は、簡易な言葉で、私たちが普段見ているのに見ていなかったことについて、もう一度疑問に思ってみることを勧めています。そして、知ること。知ることが、第一歩なのだと。
今年はあなたにとって、どのような年でしたか?
来年は、どのような年にしたいですか?
それを思うのと同時に、今、私たちの生活や、成り立ちについてもう一度振り返ってみてはいかがでしょうか。そのきっかけに是非していただきたい、本書です。
本書と同名のドキュメンタリー映画『いのちの食べかた』(原題“OUR DAILY BREAD”「日々の糧」、監督ニコラス・ゲイハルター)も併せてみると、とてもよくわかる!
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